ペットの飼育が禁止されているにも係わらず、飼い続けている人がいます。
質問: 管理規約によってペットの飼育が禁止されているにも係らず、近隣の住戸
では、猫を飼い続けています。管理組合で注意しても、猫を手放す様子はあ
りません。糞の臭いも気になり、いつまでも放置しておくことは出来ないの
で、何か強制的な手段で解決する方法はありませんか。
回答: ペットを飼育している飼い主にとってみれば、ペットも家族同様との思い
があり、管理規約に違反していることは承知していても、簡単には手放せな
いのではないかと推察します。
まずは、管理組合名で、ペット飼育禁止についての掲示などにより注意喚
起をしながら、時間をかけて解決していくべきだと思います。ペットを飼育
している人も、管理規約に違反していることは承知しているため、時間をか
けて注意を促しているうちに、引越しなどの手段で解決する例もあります。
また、穏便な解決策として、現在飼っているペット一代に限り認めるとい
う妥協策もあります。
どうしても解決しない場合には、最終的には、裁判により解決することと
なると思いますが、ペット飼育についての判例では、ペットが盲導犬のよう
な場合を除き、飼育者に厳しい判決がでているようです。