長期修繕計画・修繕積立金の見直し
マンションの快適な住環境を確保し、資産価値を維持するためには、適時適切
な修繕工事を行うことが不可欠です。そのためには、長期修繕計画を作成し、これ
に基づいて将来の修繕工事に必要となる修繕積立金の額を設定することが必要です。
しかし、分譲当初の修繕積立金の額は、売りやすさ、買いやすさの見地から、必
要となる修繕積立金の額よりも低額に抑えられる傾向にあります。このため、そも
そも分譲当初から、将来の修繕積立金が不足している可能性もあります。
こうしたことから、長期修繕計画を作成していないマンションでは、建物の劣化
が進み、修繕工事が必要となった時点で修繕積立金が不足していることが判明し、
大きな問題になる例も少なくありません。
従って、長期修繕計画を作成していないマンション管理組合では、速やかに作成
して、修繕積立金の額が適正かどうか。確認してみる必要があります。
また、長期修繕計画は、建物及び設備の劣化状況などにより、概ね5年に1回、
建物・設備の調査診断を実施し、その結果に基づき見直しを行う必要があります。
また、併せて修繕積立金の額も見直します。
長期修繕計画・修繕積立金の見直し業務
1 既存の長期修繕計画を見直し、修正案を作成します。
2 新規に長期修繕計画を作成します。(国土交通省の基準に準拠)