マンションの節電対策
◆ 「従量電灯C、低圧電力」 → 「低圧高負荷契約」 ※設備投資なし
◆ 「負荷設備の総容量」→ 「契約主開閉器」 ※電子ブレーカーの採用
通常は、設備の総容量によって契約するため基本料金が高くなる。電子ブレーカー
の採用によって実負荷に近い基本料金に下げることができる。高圧のデマンド契約の
ようなもの。
◆ 「低圧受電」→ 「高圧一括受電方式」 ※電力供給会社と契約、全住戸の承諾
高圧受電に変更した場合、低圧と高圧の料金差により安くなる。高圧受電設備の
保守、各戸のメーター管理、料金徴収などを効率的に行うことができる。
◆ 「高圧一括受電」
デメリット
1 高圧低圧の価格差が少なくなった場合、又はエコ政策などで電力の使用量が減少
した場合には、採算割れの恐れも否定できない。そうなると事業継続が困難となる。
10年で契約は終了するため、採算割れで事業継続されない場合は、東電から再度
買うことになるが、メーターの交換や設備の更新で高額の契約となり、それを負担
するのは居住者となり、管理組合内でトラブルとなるおそれもある。
2 自家用電気設備となるため、3年に1回程度、停電での受電設備の点検が必要と
なる。
3 削減幅が、買取方式と比較すると共用部分40%程度と大きくない。
4 東電との契約を解除するため、全住戸の承諾書が必要となる。
メリット
1 初期費用が必要ない。このため買取り方式と比較すると合意が得られやすい。
2 受電設備がレンタル方式でありため、安心感がある。